2022年12月20日
店舗や事務所、賃貸物件などの内装解体工事やスケルトン工事では業者選びが重要です。良い業者に依頼することができれば、適正価格で希望通りの工事が実現します。逆に悪徳業者を選んでしまうと、工事の質が低く、挙句の果てに高い料金を取られてしまうという結果にもなりかねません。
今回は店舗や事務所、マンション、アパートのオーナー様向けに、内装解体工事・スケルトン工事業者の選び方についてご紹介します。
内装解体工事・スケルトン工事とは?違いはなに?
店舗やオフィス、マンション、アパートなどの内装の解体工事には大きく分けて「内装解体工事」と「スケルトン工事」の2種類があります。まずはそれぞれの工事の内容について見ていきましょう。
内装解体工事とは?
内装解体工事とはその名のとおり、建物の内装のみを解体する工事のことを指します。壁紙や床材、天井、造作(棚やドアなど)、設備(厨房機器やキッチン、浴槽など)を除去し、壁や床の下地はそのまま残します。比較的作業が簡単なため、短い工期で解体したい、安い費用で工事をして欲しいというケースに向いています。また、悪天候であっても工事ができるのもメリットです。
ただし、撤去するのはあくまで内装材や設備のみに限られます。下地はそのままのため、解体後の自由度が低くなってしまうのがデメリットといえます。たとえば間取りを大きく変更するようなリノベーションをする場合はスケルトン工事を行う必要が出てきます。
スケルトン工事とは?
スケルトンとは「骨格」という意味です。スケルトン工事は柱や梁といった建物の骨組みを残して、それ以外をすべて解体する工事のことを指します。
装材や壁はもちろん、電気配線や水道配管なども除去するため、たとえばコンクリート造の建物の場合はコンクリートの打ちっぱなしの状態になります。
建物の内部にある物をすべて撤去するため、その後の内装工事の自由度が高いのがメリットです。大規模なリフォームやリノベーションも行うことができます。
一方で内装解体工事と比較すると工期が長い、天候に左右される、騒音や粉塵などのトラブルが発生しやすいといった点がデメリットです。また、作業が複雑であるため料金自体が高額で、さらに産業廃棄物の処理費用なども必要になるため、コストが高くなってしまうことにも注意が必要です。
内装解体工事の失敗しない業者選びのポイント6選!
冒頭でも述べたとおり、内装解体工事・スケルトン工事で失敗しないためには「どこに依頼するか?」が非常に重要です。業者選びですべてが決まるといっても過言ではありません。ここからは優良業者を選ぶポイントを6つ見ていきましょう。
①経験・実績が豊富か?
施工業者の技術力や対応力を見極める上で判断材料となるのが実績です。実績が多ければ、それだけ経験も豊富で、実力が高いと考えることができます。ホームページの施工事例を確認するか、担当者に「どれくらい実績があるのか?」「過去に同じような工事をしたことがあるか?」を聞いてみましょう。加えて、いろんなニーズに対応してくれるかどうかも確認しておくとベターです。
小規模な内装解体工事なら専門業者でなくても施工できますが、やはり専門業者に依頼したほうが失敗するリスクが低く安心できます。
②自社施工で行う業者かどうか?
工事を自社で行わずに下請け業者へ丸投げする業者も少なくありません。これは違法ではありませんが、受注した業者と実際に施工を行う業者が違うと要望が通っていなかったり、トラブルがあった際に責任の所在が曖昧になったりするリスクもあります。また、中間マージンが発生するので、工事料金も高額になりがちです。
自社施工で行う業者のほうが責任の所在が明確になっているので安心です。希望通りの工事が実現できて、なおかつ費用が安く抑えられる可能性もあります。
③見積もりの金額・項目をチェック
良さそうな業者が見つかった場合は見積もりを取ってみましょう。そして詳細がしっかりと書かれているか?各項目にどれくらいの費用がかかるのか?が見積書に書かれているかをチェックすることが大切です。見積もりの際に詳しい工程や費用の内訳を説明してくれる業者は信頼できます。
金額が相場と比較して安すぎる見積もりや「一式」とだけ書かれていて詳細がない見積もりを出してくる業者は、後から追加料金を請求してくる可能性もあるので要注意です。
少しでも費用を抑えたいのであれば、複数の業者から見積もりを取って比較してみましょう。相見積もりにすることで相場観も見えてきます。
④損害賠償保険に加入しているか?
解体工事は事故やトラブルが起こることもあるので、損害賠償保険に加入している業者を選びましょう。もちろん、大切なお客様の建物や財産を壊すことはあってはならないことですが、どんなに技術力が高い業者が施工しても事故が発生するリスクは0ではありません。
損害賠償保険にしっかりと加入しているか?賠償金の限度額はいくらなのか?賠償の適用範囲はどこまでか?を確認されることをおすすめします。
⑤近隣住民・店舗への対応
解体工事中は必ず騒音や振動、粉塵などが発生します。とりわけスケルトン工事の場合はそれが顕著です。クレームやトラブルを防ぐためにも、近隣に対してあいさつ回りや工事に関する説明を事前に行っておく必要があります。また、業者の態度やマナーがトラブルに発展するケースも少なくありません。そのためにも担当者が丁寧で、誠実な対応をしてくれるかも確認しましょう。
また、養生や防塵シートなどの対策についても事前に確認しておくことが大切です。
⑥廃棄物の処理方法を確認
不法投棄は言うまでもなく犯罪ですが、まれに不法投棄を行う業者も存在します。仮に業者が不法投棄を行った場合、依頼者が罰せられるリスクもあります。業者を選ぶ際には解体工事で出た産業廃棄物を正規の方法で処理しているかどうか?を必ず確認しておきましょう。
1997年の廃棄物処理法の改正により、産業廃棄物のマニュフェストの発行が義務付けられました。マニュフェストとは、解体工事で発生する産業廃棄物を排出する事業者が、運搬・処理を他の業者に委託する際に、最終処理までの過程を記録するための管理表のことを指します。
解体工事を依頼する際には業者からマニュフェストを見せてもらいましょう。なお、施工業者自身が処分場を保有していて最終処分まで自社で行っている場合はマニュフェストの発行義務はありません。
【要注意】解体工事を行う前に、業者と書面で契約を交わしましょう
解体工事を行う際には必ず契約書をよく読んだ上で契約を交わすことが大切です。口約束のみでは後々「言った・言わない」のトラブルに発展するリスクが高くなります。そもそも、解体工事業の認可を受けた業者が建物の解体を行う際には、工事請負契約書を書面で交付することが建設業法で義務付けられていますので、契約書がない時点で違法です。
特に契約を交わす際には、契約書で以下の内容を確認しましょう。
- 工事内容・範囲
- 解体工事代金の総額・支払時期
- 工期
- 瑕疵担保責任・損害賠償
- 引き渡し(工事完了)の基準
上記の項目について業者とすり合わせできていれば、解体工事・スケルトン工事で失敗するリスクはかなり低くなります。
だいたい工事請負契約を締結するタイミングは工事の1ヶ月以上前です。工事開始の直前や1週間前くらいに契約を結ぼうとする業者は要注意。技術力が低くて仕事がなくて困っている業者か悪徳業者の可能性があります。
おわりに
繰り返しになりますが、内装解体工事・スケルトン工事は業者選びが非常に重要です。むしろ、これがすべてとも言えます。ただ値段や工期だけで選ぶのではなく、今回ご紹介した7つのポイントを意識して、複数業者を比較しながら選びましょう。
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